牧神の絵画

牧神の描かれた絵画をひたすら集めています

アルノルト・ベックリン Arnold Böcklin

ベックリン(1827-1901)はスイスの画家。特定の会や派に属していた話は聞きませんが、象徴主義の代表的な画家です。代表作は「死の島」でしょうね。

「死の島」という静謐な絵画がめちゃくちゃ有名ではありますが、神話の登場人物たちの生き生きとした表情が特徴的な画家だと思います。サテュロスケンタウロスをたくさん描いてらっしゃるんですよ。

 

Faun, einer Amsel zupfeifend (1864-65)

File:Arnold Böcklin Pan che fischia a un merlo.jpg - Wikimedia Commons

つぐみに向かって口笛を吹いています。しどけない雰囲気のせいか人気の一枚。

 

Frühlingserwachen (1880)

File:Arnold Böcklin - Frühlingserwachen (1880).jpg - Wikimedia Commons

「春の目覚め」という意味だそうです。春を告げるパンフルートの調べというわけです。布の描き方にややラファエル前派感ありますね。

 

Zwei fischende Pane(1874)

File:Böcklin - Zwei fischende Pane, 1874, 92501.jpg - Wikimedia Commons

ベックリンのかわいいところが存分に出た一枚。左の子の表情がほとんどマンガです。