牧神の絵画

牧神の描かれた絵画をひたすら集めています

フィリッポ・ラウリ Filippo Lauri

フィリッポ・ラウリ(1623-1694)はイタリアの画家。バロック期の人です。

お父さんがパウル・ブリルの弟子だったとのこと。

 

Faun and Cupid in a Landscape (before 1694)

File:Filippo Lauri - Faun and Cupid in a Landscape - WGA12506.jpg - Wikimedia Commons

いい時間帯の光ですね。

眠るサテュロスにクピドが忍び寄っています。おでこに「肉」とか書くつもりでしょうか。

 

Apollo and Marsyas (before 1694)

File:Lauri, Filippo - Apollo and Marsyas - Google Art Project.jpg - Wikimedia Commons

アポロンとマルシュアスの神話です。敗北したマルシュアスがアポロンによってまさに皮を剥がれようとしています。

かわいいサテュロスがいっぱい描かれているという点では大変ありがたい絵なのですが、全員おびえ嘆き悲しんでおりそういう点ではとても嫌な絵です。見ていてアンビバレントな感情が渦巻きます。

 

A Bacchanal, with offerings strewn around a statue of Pan (1645)

File:Filippo Lauri - A Bacchanal, with offerings strewn around a statue of Pan.jpg - Wikimedia Commons

ディオニュソスのお祭りの絵ですが会場がパーンの像の前です。お祭りというよりピクニック感があって大変良いと思います。