ローラン・ド・ラ・イール Laurent de La Hyre
ローラン・ド・ラ・イール(1606-1656)はフランスの画家。スタイルとしてはマニエリスムに属するようです。
油絵はそんなマニエリスムらしい、筆跡の見えないツルンとした感触の作品が多いですが、版画作品はわりとガサっとした感触の人物画も見られるようです。
File:Hire Torment of Marsyas.jpg — Wikimedia Commons
比較的ガサっとしたタッチで、罰せられるマルシュアスです。
血液や肉などは省略されていますが、えげつなく皮を剥いでいますね。表情なども不明瞭ですが、マルシュアスのチラッと見える左腕は痛みを訴えています。
かわいそう。