牧神の絵画

牧神の描かれた絵画をひたすら集めています

フランチェスコ・マンチーニ Francesco Mancini

フランチェスコマンチーニ(1679-1758)はイタリアの画家。19世紀に活動していた同名の画家もいますが、こちらは18世紀の画家です。

カラッチ一族のスタイルで技法を学んだとのこと。

 

Lotta fra Amore e Pan (before 1758)

File:Francesco Mancini Kampf zwischen Amor und Pan.jpg - Wikimedia Commons

アモル(エロス/クピド)にいじめられているパーンです。松の冠、牧杖、シュリンクスとパーンのアトリビュートがくどいほど描かれているので、間違いなくパーンです。左足の爪先の曲がり方がセクシー。

漠然と「地上の愛に対する天上の愛の勝利」の寓意だと思っていたんですが、ウェルギリウスによる「愛(エロス)はすべて(パン)に打ち勝つ」の寓意のようですね。